看護blueのブログ

看護師4年目です。日々の悩みや学んだことを書いていきたいと思います

紅葉を見に行きました!

紅葉を見てきました!

鹿追の福原高原というところです


皆さんは紅葉を見にいきましたか?


十勝には沢山の紅葉スポットがあります


ぜひ見に来ては?

クローズアップ現代の身体拘束について考察

はじめまして!blueです。

私は看護師4年目になりますが、クローズアップ現代の身体拘束を見た反応が医療職が感じる事と一般人の方が感じることにはとても差があることに気づき始めました。

結論から書きますと身体拘束については白黒とつけるべきではなくいう考えです。

理由としては2つあると思います。一つ目は看護師の人手が足りてない状況。2つ目は内田病院の小規模の病院であれば可能かもしれないが大規模の病院では厳しいと言うことが挙げられます。

まず拘束するには目的がありことを理解していただきたいです。環境の変化により自分の居場所などが分からなくなり、生命の維持しているものを訳もわからず動き出してしまうことを防ぐ目的です。

例をあげますと認知症によって足を骨折している事忘れてしまい立とうとする高齢者の方もいます。

嘘かと思うかもしれませんが本当にあります。

拘束をする際には家族に同意書も取っています。拘束している部分に障害が出ていないか2〜3時間毎に観察し記録に残しています。

番組内でもありましたがごめんねと思いながら拘束しているのが現状です。

看護師が本当に防ぎたいのは転倒や転落による骨折や生命を維持しているものを抜かれてしまうことだけは防ぎたいのです。

命に関わる問題を防ぎたいのです。

点滴の自己抜去などは特に問題ではありません。

看護師は報告書の作成が必要になりますが笑

さらに深く掘り下げていきます。

1つ目の理由ですが看護師の人手不足は昔から言われてきました。

どんなに大きい病院でも患者7人を看護師1人で看ることが必要なのです。

小さい病院であると患者10人を看護師1人で看ることもあります。

夜勤であれば50人の患者さんを看護師3人看るのです。ざっくり計算すると1人約16人ですね。

その中で一人一人のケアを行い、急性期の病院に限りますが、手術前後患者さんや突然の入院してくる患者さんをみています。

また、看護記録や転院するための報告書(看護サマリー)という事務仕事もあります。

正直、看護師の仕事のタスクは多いと思います。

その中で日中は一時的に身体拘束をゼロすることは可能かもしれませんが、夜間は厳しいです。

家族の面会に来た時に合わせてや看護師が側にいられる時に拘束を外すことは可能であります。

二つ目の理由は病院の機能についてです。

病院の機能が病院の規模によって変わってきています。目的が違うのです。

昔でいう入院したら最後までその病院にお世話になるという時代ではなくなりました。

大きい病院は大体が急性期の病院です。手術や積極的に治療を行います。

小さい病院は大体が慢性期の病院です。主に療養がメインです。

今の時代は治療が終わると自宅療養が可能であれば自宅へ。家で家族が見ることが難しければ慢性期の病院へ転院という動きになります。

内田病院は患者数が90床なので小規模の病院に当てはまります。目的は主に療養がメインなのです。

内田病院が行っていることは素晴らしいと思います。本当にそう思います。

ただ全ての病院では当てはまらないということは理解出来るかと思います。

かと言っても身体拘束は減らすべきというのが私の考えです。

私なりに考えた答えを2つ書いていきたいと思います。

1.身体拘束の時間を減らすこと。

日中の時間や家族の面会時には拘束しなくても良いのです。人の目があるので。家族にも拘束外す方法の一つとして伝えて行くことが必要です。

中には面会に着たくても来れない方や関心がなく来ない方もいるのですが、着たくても来れない方には看護師の思いは伝わっているはずです。

2.身体拘束について適切に評価すること。

拘束が必要な時期、拘束をしておいた方が良い時期があるように思います。

拘束をしておいた方が良い時期を判断するのが難しいのです。これは経験と多角的に評価する力が必要です。

評価をする際に何かの基準がないから難しいのです

なので今拘束がどこまで必要なのかを看護師間で話し合います。

学校教育の段階でもっと評価力を高めるべきであると思います。

最後に医療職の方からしたら「やってるよ!」って声もあるかと思います。あくまで私個人の意見なのでもっといい案などがあれば教えていただきたいです。

自分の力はちっぽけではありますが、少しでも医療の現場や現状を知っていただき、一般の方の理解度が高まり皆さんで考えられたら嬉しいです!